数字とイラストで見るツール・ド・フランス
こんにちは、CAMP4の自転車担当こと、デザイナーの大竹です。
さて、突然ですが皆さま「ツール・ド・フランス」をご存知でしょうか?
名前くらいは聞いたことある・・という方が多いでしょうか。
ツール・ド・フランスは毎年夏にフランスやその周辺国を舞台として行われる自転車ロードレースです。
日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが実はオリンピック、ワールドカップに並んで世界三大スポーツイベントに含まれることもあり、
レースの映像は190か国以上で中継・配信され、その視聴者数は35億人にもなります。
そのように、実はすごいツール・ド・フランスを数字とイラストでご紹介します。
(数字は前回大会のデータを元にしています)
ツール・ド・フランスとは「フランス一周」という意味で、その名の通りフランスの各地を23日間かけて廻ります。
その距離はなんと3300km以上!日本で言うと北海道〜沖縄の距離にあたります。
23日間にわたるレース日程のうち、お休みはたったの2日。
その間、選手たちは1日平均150km以上の距離を連日走ります。
フランスにはアルプスやピレネーなどたくさんの山々があり、競技中にこういった山岳をいくつも超えていきます。
選手たちが累積で登る標高はおよそ5万m。
山で例えると富士山13個分、エッフェル塔だと166本分以上に相当します。
移動距離もさることながら獲得標高(=レース中に上がった累積標高差)も人間離れしています。
競技は全176名の世界トップ選手にて行われます。
参加するチームは全部で22チーム。1チームは8人で構成されています。
2019年は176名の参加選手のうち149名がヨーロッパ人(全体の8割以上)で、残念ながら日本人の出場はありませんでした。
(120年以上のツールドフランスの歴史の中でも日本人の出場者はわずかに4名ととても狭き門です)
1日に150kmの距離を全力で走ると当然たくさんのカロリーを消費します。
選手たちは1日あたり平均8290kcal、23日間の大会中になんと17万kcal以上のエネルギーを消費(日本人男性の2ヶ月分以上にあたります)し、またそれを補う必要があります。
競技時間も数時間に及ぶため、レース中にジェルやケーキ、バナナ等を食べながらレースを走ります。
ツール・ド・フランスで活躍するには胃や消化器も圧倒的に強い必要があるかもしれません。
そんなびっくり超人があつまるツール・ド・フランスが今年は8月29日に開幕します!
時差の関係でレースは日本の真夜中に開催されるので・・私も3週間は寝不足の日々が続くかもしれません。
そして、実は日本でもツール・ド・フランスが行われています。
毎年秋頃に実際に夏の本戦で活躍した選手やオーガナイザーを招待し「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」という名前でさいたま新都心の道路を封鎖してイベントが開催されます。
(「ツール・ド・フランス」の名を冠したイベントは世界でもこれだけ!)
観覧無料で食事の出店も沢山、10万人以上があつまるお祭りを是非みなさまも体験にいってみてはいかがでしょうか?
データ出典:
2019ツールドフランス埼玉クリテリウム
ツールドフランスを知るための100の入り口
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